【読書感想レビュー】苦しかったときの話をしようかを読んでみました

ビジネス書

はじめに

こんにちは!
読書ブロガーのどしーです。

今回は森岡毅さん著『苦しかったときの話をしようか』を読んだので、その要約と感想をお伝えします。

こんな方におすすめです:

  • 自分のやりたいことがわからない方
  • 自身の強みをアピールする方法を知りたい方
  • 社会の在り方を知りたい方

自身の強みやキャリアプランを明確にしたい方にお勧めできる一冊です。

本の概要

強みを軸にしたキャリアの築き方

USJ再建の立役者・森岡毅さんが、娘に宛てて書いたキャリア論の一冊。
本書では、社会で生き抜くための考え方や、自分の強みを軸にキャリアを築く方法が語られています。それだけでなく、資本主義社会の本質にも触れています。

森岡さんは“強みを知り、それを活かして生きること”の重要性を繰り返し述べています。
つまり、強みを知る → 軸を持つ → 強みを活かして成果を出す
この流れこそが、理想のキャリアを歩むための基本だと説いているのです。

しかし実際には、自分の強みを正確に理解している人は多くありません。
だからこそ森岡さんは、”まず自分を知ること”が成功への近道であるとを強調しています。

「My Brand」を築くという考え方

森岡さんは、自分の強みと経験を掛け合わせて、
自分自身のブランド=「My Brand」を築くことの大切さも説いています。

自分というブランドを確立できれば、どんな環境でも揺るがない。
それこそが「強みを活かす」ということの本質です。

本書ではさらに、強みを活かしたマーケティング思考にも触れられています。
就職活動中の学生や、転職を考えている社会人にとっても非常に実践的な内容です。

面接で重要なポイントや、「My Brand」を設計する具体的な方法も紹介されており、
これを知ることで、就職・転職活動で確実に有利に立てるでしょう。

USJ再建の立役者・森岡毅さんが、自身の娘に宛てて書いたキャリア論の一冊。
本書では、社会で生き抜くための考え方や、自分の強みを軸にキャリアを築く方法が語られています。

強みの見つけ方

本書では、自己分析の重要性についても深く学ぶことができます。

森岡さんが紹介する「TCL」という手法では、
“好きなこと”から自分の強みを見つけ出すというユニークなアプローチを取ります。

まず、好きなことを動詞単位で書き出すことから始めます。
少なくとも50項目、できれば100項目を目標にリスト化しましょう。

次に、その項目を以下の3つのカテゴリに分類します。

  • T(Thinking):考える力・分析力・戦略性
  • C(Communication):対話力・共感力・調整力
  • L(Leadership):決断力・実行力・統率力

分類した結果の比率から自分の傾向を読み取るというものです。

例えば、

  • Tが多い人は、論理的思考や戦略立案を得意とする傾向があり、研究職やマーケティング職が向いているかもしれません。
  • Cが少ない人は、営業や交渉など人と関わる職種よりも、個人で完結できる分野の方が力を発揮できる可能性があります。

この方法を実践することで、
「自分は何が得意で、どんな場面で力を発揮できるのか」
という核心に迫ることができます。

(※TCLの詳細は、別記事で詳しく解説予定です。)

苦しい時こそ、自分を見つめ直すチャンス

また本書では、「苦しい時の自分との向き合い方」にも触れられています。

森岡さんは、人が苦しくなるのは

  • 劣等感に襲われたとき
  • 自分が信じていないことを人に信じさせようとするとき
  • 無価値だと感じてしまうとき

このような時こそ、
感情に流されずに客観的な視点で自己分析をすることが大切だと説いています。

苦しいときは視野が狭くなりがちですが、
長いスパンで自分の人生を見つめ直すことで、必ず成長のヒントが見つかります。

森岡さん自身も、数々の苦難を経験しながら、
そこから多くの学びを得たことを本書の中で語っています。

もしも自身が苦しと感じた時はのこの内容は助けになってくれると思います。

「苦しかったときの話をしようか」まとめ

本書は、全6章にわたって社会人として成功するためのノウハウをまとめた一冊です。
どの章でも一貫して「強み」というテーマに焦点が当てられています。

それほどまでに強みは重要でありながら、実際には多くの人が自分の強みに気づけていません。

だからこそ本書では、
「自分の強みを見つけ、それを一生かけて磨き続けること」の大切さが語られています。

自分のキャリアがぼんやりしている人や、
「このままでいいのか」と悩んでいる人には、特におすすめです。

読後には、自分の軸を形成するヒントを得られ、
理想のキャリアを歩むためのきっかけになるはずです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました