【読書感想レビュー】『夢と金』を読みました

お金

はじめに

こんにちは!
読書ブロガーのどしーです。

今回は、西野亮廣(キングコング)さん著『夢と金』を読んだので、その要約と感想をお伝えします。

こんな方におすすめです:

  • 西野さんが持つビジネスの視点を知りたい方
  • お金について深く考えてこなかった方
  • 本を読むのが苦手な方

総じて、西野さんの視点や大変高度な話術を通して楽しくお金やビジネスについて学びたい方にお勧めできる一冊となります。

本の概要

まず結論から。
本書はタイトルにもある通り、“「金」が尽きると「夢」は尽きる”という強いメッセージを放っています。
お金の知識がないこと、その危うさに対してしっかり警鐘を鳴らしている一冊です。

本書の前半では、飛行機の座席の値段設定やスーパーカーの販売戦略など、具体的な事例を通してビジネスの仕組みを学べるようになっています。

著者が繰り返し強調しているのは、「機能」ではなく「意味」を売れ、という考え方。
「機能」だけでは競合との差別化が難しくなっている現代において、
「意味」とは“そのお店・その人から買った”という体験や、“そのモノを持っていること”自体が価値になるということです。

たとえば、ブランドのファンであることはステータスであり、
「事業で成功した証」としてモノを所有することも、一種の“意味”です。

著者は、97点のラーメンを98点にするような努力を「オーバースペック」と呼びます。
多くのユーザーは、ある程度“良いもの”を提供されれば満足し、その先の細かな改良には気づかないものです。
だからこそ、あるレベルまで機能を磨いたら、次に目指すべきは「応援したい」「惚れた」と思ってもらえる存在になること。
機能の競争から抜け出し、共感やストーリーで選ばれるようになることが大切です。
商品を“応援”で買ってもらう——。
そこにこそ、「ファン化」の本質があります。

本書の後半では、今時の仕組みであるNFTについても触れています。
ただし、著者はそれらを無条件に推奨しているわけではありません。
これらは「意味」に価値がつく仕組みであり、同時にそれ相応のリスクも伴います。
重要なのは、それを正しく理解したうえで、自分のビジネスにどう活かすかを考えること。
著者は「ファン化」という考え方と組み合わせながら、現代的な事業の在り方を紹介しています。

この本から学んだポイント

この本を読んで、知ることの重要性を学びました。
特に「知らないことは罪である」という言葉の重みを実感しました。

お金について知らないことは、お金持ちになるための選択肢を自ら狭めること。
そして、お金の知識がなければ、貧困に陥るリスクも高まります。
貧困は人生の選択肢そのものを奪い、結果的に日本での自殺や犯罪の一因にもなっている
――本書ではそう語られています。
お金の知識を持つことは、単に“稼ぐ”ためではなく、自分や大切な人を守るためにも必要なのだと感じました。

一方で、日本では「汚いもの・卑しいもの」という風潮があります。
そのため、多くの人がお金の話を避け、似た価値観の人たちだけで群れてしまう。
しかし、そのような環境に身を置き続ける限り、金銭的にも精神的にも豊かになるのは難しいのかもしれません。

本書では「時間を作って、お金の話をしろ」とありますが、おおむねそのとおりだとおもいます。僕自身の考えとしては、「お金と将来の話」はもっとオープンにしていくべきだと思います。
とはいえ、「資産いくらある?」といった直接的な話はリスクがあまりにも大きすぎるので絶対に避けるべきです。
相手や内容は考えものかなと思います。

まとめ

本書は、西野さんのビジネスの考え方をわかりやすく学べる一冊です。
さすがトップレベルの芸人さんだと思わせる軽快な文章で、楽しみながらビジネスの本質をつかむことができます。

「お金も知識もないけれど、なんとかなるだろう」
――そんなふうに考えている方にこそ読んでほしい内容です。
2時間ほどでサクッと読めるボリュームながら、「これからどう生きるか」「お金とどう向き合うか」を真剣に考えるきっかけを与えてくれます。

僕は人にされて嬉しいことを自分で探してみようと思います。
「ファン化」のためにX(旧Twitter)アカウントを開設し、記事の宣伝・元気になる言葉を発信していこうと思います。

最後にもう一度、この言葉で締めたいと思います。
“「金」が尽きると「夢」は尽きる”

コメント

タイトルとURLをコピーしました