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どしーです
皆さんこんにちは。
今回僕が読んだ本田健さんの著書「ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17秘訣」について説明します。
この本は主人公の若者が、ユダヤ人大富豪から「自由に豊かに生きるための考え方」を教わる物語です。
堅苦しい理論じゃなくて、会話形式で「生き方のヒント」をもらう感じです。
ポイントは「どうやったらお金と時間に縛られずに、自分の人生を楽しめるのか」ということ。
要は「働かずに自由に生きたい」という気持ちを、ただの夢物語で終わらせないための方法が書かれています。
具体的には「17個の教え」が書かれています。
もちろん全て大事なことですが17個は多いです。
その中から僕が読んで厳選した「5つのルール」を以下にまとめました。
第2の秘訣 自分を知り、大好きなことをやる
幸せに成功するために、大好きなことをやる
人はエネルギッシュに生きる人物に魅了される
→自分が魂を打ち込める何かを見つけること。
仕事を探す時は、給料、休み、などで決めがち
→退屈な人生を生きることにつながる
得意なことと好きなことの違い
得意なことをやる動機は、『大物に見られたい』とか『人生の躍動感を感じたい』といった欲求から生まれるものだと本書では語られています。
それに対して『自分好きなこと』は、「周りの人間が評価してくれなくても、それをやるだけで楽しくてしょうがない、時間を忘れてしまう、そんなこと」とあります。
一方で、好きなことと得意なことを掛け合わせれば、エネルギッシュに取り組みながらも苦しさを感じにくい生き方ができるのではないか、と僕は感じました。
「好きなこと探しの旅」に出るときに気をつけること
好きなこと探しの旅が、いつまで経っても終わらない人もいます。
大切なのは「自分が何をやりたいのかを知ること」と「今やっていることを愛すること」の二つです。
実は、大好きなことに巡り合う一番の方法は、目の前のことを愛し、そこに全力を注ぐことだといわれます。そうしているうちに、不思議と新しい出会いやチャンスが舞い込んでくるのです。
僕なりにまとめると、
- 今やっていることに全力投球する
- その経験を通じて「自分がやりたいこと」との違いを考える
- 興味のある候補を見つけて挑戦する
ーーこのサイクルを繰り返すことが、好きなこと探しにつながると思います。
また、別の本で読んだのですが、
「好きなこと」は「価値観」という言葉に置き換えることもできます。
例えば「野球が好き」と言っても、野球そのものではなく、
- 戦略を考えること
- ホームランを打つ瞬間の爽快感
など、好きな部分に価値観が隠れています。
名詞ではなく、「何をしている瞬間が楽しいのか」という動詞で掘り下げてみると、本当の「好きなこと」が見つかりやすいのだと思います。
第7の秘訣 人脈を使いこなす
人間は、同じような人間でグループを作りたがる
人は本能的に、自分と似たような人とグループを作りたがるものです。
だからこそ成功したいなら、今の自分より少し格上の人たちと付き合うことが大切だと本書は説きます。弾き出されないように必死に食らいついていけば、自分もその水準へと引き上げられていきます。
僕自身、エンジニアのコミュニティに属していて、そのつながりから仕事を紹介してもらったり、情報共有したりしています。
実際にこのブログの始め方を経験者から学んでおり、構成は既存のブログをパクっています(笑)。まさに「人間関係が自分を成長させる」ということを実感しています。
いい人脈が成功に不可能なわけ
チャンスや有益な情報、そしてお金は、必ず人を通じてやってきます。
だからこそ、付き合う人の多くを味方にできれば、成功へのスピードは何倍にも加速します。
例えば、自分に300人の知り合いがいて、その一人ひとりにさらに300人の知り合いがいるとすれば、理論上は9万人もの潜在的なつながりを持っていることになります。
人脈とは、その可能性を広げる最大の資産なのです。
人と接するときの心構え
個人的には最も気に入った部分でもあります。
新しい人と出会ったとき、心の中でこうつぶやくのだそうです。
「この人と出会えて、自分はなんて幸せなんだろう。どうかこの人のもとに、たくさんの幸せと豊かさが雪崩のように訪れますように」
これはまさに “Giveの精神” を体現する姿勢だと思います。
相手に何かを求めるのではなく、まずは相手の幸せを願う。その気持ちが人間関係を温かくし、結果として自分にも豊かさが返ってくるのではないでしょうか。
絶対的な友情は、人生で最も大切な財産
「利害を超えた友情は、人生で最も大切なものの一つ」
――この言葉を読んで、いくらお金を手にしても、友達のいない人生はきっと寂しいだろうと強く感じました。
本書ではマルチレベルマーケティング(いわゆるマルチ商法)にも触れられています。
アメリカでは一般的に行われている一方で、日本では強い抵抗感を持たれるビジネス形態です。
たとえお金になる可能性があったとしても、友情を失うリスクがある以上、僕は決しておすすめできません。
第8の秘訣 お金の法則を学ぶ
お金の主人になるか奴隷になるか
お金の感性を養う
お金持ちになるには、お金の 知性的な側面 と 感性的な側面 の両方を理解することが欠かせません。
- 知性 …お金に関する知識(稼ぎ方、使い方、投資の方法、守り方など)
- 感性 …いかに健全的にお金と付き合うのか
お金には不思議な力があります。感情を大きく揺さぶり、ときに人間関係を壊すことすらあります。夫婦の仲違いの原因の多くがお金だといわれるのも、その象徴でしょう。
このテーマは、リベ大の両学長が繰り返し伝えている考え方にも通じています。
大切なのは、お金の知識を身につけたうえで将来を見据え、自分の価値観に沿ってお金を使っていくことです。
お金の知恵を身につける
お金の知恵を身につけるためには、
「たくさん稼ぐ」「賢く使う(節約)」「ガッチリ守る」「投資する」「分かち合う」
という5つの視点が欠かせません。
いくら稼いでも、その分だけ使ってしまえばお金持ちにはなれません。
また、詐欺に遭って失えば元も子もない。だからこそ、守りと投資の知識をつけること、さらに「自分以外に働いてもらう仕組み」を持つことが大切です。
そして最終的には、自分だけでなく周囲も豊かになるようなお金の使い方をする。これが本当の意味での「お金の知恵」だと思います。
特に「買い物の仕方」は日常生活でもすぐに活かせます。
僕自身、買い物のときに次のような質問を自分に投げかけています。
- 買う余裕があるのか?
- いくら稼げば良いのか?
- どのくらいの時間と交換しているのか?
- 他のもので代替できないか?
- 快適・安心・お金持ちになる、どれを優先するか?
- その支出がライフスタイルの一部となると、経済的自由は何年遠のくか?
- そのお金は将来いくらの価値になるのか?
たとえば車を買う場合でも、安全に走れる中古車を選ぶ人はお金持ちになりやすく、見栄で新車を買う人はお金を失いやすい、とよく言われます。
こうした視点を持つことで、無駄な消費ではなく、自分にとって本当に満足できるお金の使い方ができるようになります。
これも正直に言えば、両学長から学んだ「受け売り」ですが、実践するとその価値を強く実感します。
お金の法則を学ぶ意味
お金について学ぶことは、単に金持ちになるためだけでない。
人生のあらゆる場面で、お金が邪魔をしなくなる
――つまり「お金を理由に諦める必要がなくなる」こと。
そうなれば、日常的にお金のことを考える必要がなくなり、
自分の好きな選択ができるようになります。
さらに、お金は川のように流れるものだという気づきも大切です。
ただ稼いで貯め込むだけでは大きくならない。
消費や投資として流すことで、より大きな流れとなって再び自分のもとへ返ってきます。
その流れを自らつくり出すことこそが、お金持ちへの道につながるのです。
まとめ
今回は、本田健さんの著書『ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣』を取り上げ、その中から特に印象的な3つの秘訣を紹介しました。
- 第2の秘訣 自分を知り、大好きなことをやる
- 第7の秘訣 人脈を使いこなす
- 第8の秘訣 お金の法則を学ぶ
この本を通じて、お金持ちが持つ思考法や行動原理を体系的に学ぶことができます。
「なんとなくお金持ちになりたい」「働かずに生きていきたい」と考えている就活中の学生さんや、給料や待遇だけで企業を選ぼうとしている方にこそ、ぜひ読んでいただきたい一冊です。
お金の稼ぎ方やビジネスの心得はもちろん、人生を豊かにするための土台となる考え方が身につきます。これらの知識なしに金持ちになるのは難しい、と実感させてくれる内容です。
『ユダヤ人大富豪の教え』シリーズは、第3弾までと番外編(?)も刊行されているようです。
今後はそれらも読み進め、感想や要約を記事としてまとめていきたいと思います。
本日はここまで。最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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