はじめに
こんにちは!
読書ブロガーのどしーです。
今回は『ユダヤ人大富豪の教え』シリーズ第2作を読んだので、その要約と感想をお伝えします。
こんな方におすすめです:
- お金持ちに憧れるけれど、具体的に何をすればいいのかわからない方
- お金と幸せの関係性を整理したい方
- 会社に縛られず自由に生きたい方
総じて「お金との向き合い方がまだつかめていない」「将来のお金や人間関係に漠然とした不安がある」と感じている若者に、ぜひ手に取ってほしい一冊です。
本の概要
本作は、前作でのゲラー氏との出会いから一年後、主人公ケンがスイスで「お金」について学んでいく物語です。
ホフマン氏から与えられた課題を一つひとつ実践していく中で、ケンはお金持ちになるためのマインドを身につけていきます。同時に、ケン自身の成長や恋の行方も物語として描かれており、読み物としても楽しめる構成になっています。
本書は全12章で構成されており、お金やビジネスに関する考え方を段階的に学べるようになっています。全体を通じて強調されているのは、次のようなポイントです。
- お金から解放されると心に決めた人だけが、本当の自由を得られる
- 過去を受け入れ、未来を見据え、現在を真剣に生きること
これら12のレッスンを通じて、少しずつ理解が深まる仕組みになっています。
心に残ったポイント
印象的だったフレーズに、
「お金の奴隷になるのではなく、お金に人生を導いてもらいなさい。」
というものがあります。
この言葉は、お金には人を良くも悪くも変えてしまう力があることを表しています。感情に支配されるとお金は簡単に自分のもとから離れていきますが、逆に考え方や行動次第で金運を高めることもできるのです。
著者は「お金の流れを止める5つの感情」として次を挙げています。
- 心配
- 罪悪感
- 恨み
- 傲慢さ
- 遠慮
一方で、「金運を高める5つのコツ」も紹介されています。
- ポジティブなキャッシュフローをつくる
- 物事を完了させる
- 自分の持っているものを分かち合う
- ツイている人とつきあう
- 人生をとことん楽しむ
これらのネガティブな感情を完全に消し去ることはできません。大切なのは、それらを自覚し、受け入れることです。
僕自身も「ため癖」があり、
「急に大金を失うのではないか」
「ここでお金を使ったら後悔するのではないか」
といった心配をつい抱いてしまいます。そんな自分を自覚し、その上で「どんな使い方なら自分は満足できるのか?」を考えることが大切だと感じました。自分の価値観とすり合わせることで、幸せなお金持ちに近づけるのだと思います。
特に①「ポジティブなキャッシュフローをつくる」とは、喜んで受け取り、喜んでお金を流す習慣を持つこと。入る以上のお金を使わないことを意味します。これができれば、②〜⑤の行動も自然と実践でき、最終的にまた①へとつながっていく――そんな循環のイメージを持ちました。
この本から学んだポイント
『ユダヤ人大富豪の教えII さらに幸せな金持ちになる12のレッスン』を読んで、最も心に残ったのは 「お金から解放されると心から決めた人間だけが、自由になれる」 という言葉です。
僕は仕事や友人関係、恋人との時間など、どうしてもお金のことを考えてしまいがちです。しかし、お金に囚われずに仕事を愛し、人生そのものを楽しむことができれば、それこそが本当の自由なのだと思いました。
「好きな時に、好きな場所で、好きなことを自由にできる」――そんな状態であれば、必ずしもお金が必要なわけではありません。お金はあくまで手段であって、目的ではないからです。
大切なのは、自分にとってどれだけの額があればその自由を実現できるのかを明確にし、その実現に向けて行動していくことだと感じました。
さらに重要なのは、「自分はどのような人生を歩みたいのか」という価値観を深く見つめ直すこと。そのうえで、その人生を実現するための強力なツールとしてお金を活かすべきだと、この本から学びました。
まとめ
『ユダヤ人大富豪の教えII さらに幸せな金持ちになる12のレッスン』は、お金と人生の関わり方を深く考えさせてくれる一冊です。
僕自身、この本を読むことで「自分はどのような人生を歩みたいのか」、そして「その人生を実現するためにはどれくらいのお金が必要で、どうやって手に入れていくのか」を考えるきっかけになりました。
本書を通じて、お金の悩みから解放され、自由な人生を歩むための第一歩を踏み出せると思います。


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